車窓から① (2番バッター福島です)

福山に帰省しました。
土曜日の夕方、日没前のまだ明るいうちに瀬戸大橋を渡ることが出来たので、マリンライナーの窓から見える瀬戸内海の島々・夕日をたんのうしました。今まで何回も見ている景色ですが、毎回表情が変わります。
不思議ですね。
それからもう一つ。
ローカル線に長距離乗っていておもしろいなと思うことは、乗客の話す言葉が列車の進行と共に変わって行くことです。高松→岡山→福山とだんだん聞き慣れた言葉が耳に入って来るようになります。こんな時、ふと、昔むかし中学校で習った石川 啄木の詩集「一握の砂」にある“ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく”と言う一節が浮かんでくるのです。交通・通信手段は昔と比べて格段に進歩しましたが、変わらないこともありますね。(こんなことを思っているのは僕だけでしょうか?)